重要なことなので、もう一度お伝えしますが、顎関節症の最新研究では、これらのことが、あてはまらない人がほとんどであることが報告されています。
「いったい、どういうこと?」と思われたなら、今回の案内は重要です。読み進めるうちに「顎関節症は難しい」というイメージが、ガラリと変わることでしょう。そして、顎関節症の80%は、侵襲がほとんどない、安全な治療法で治せる事実に気づくことができます。
多くの先生が「顎関節症治療は難しい」と悩みます。難しいどころか「顎関節症は治せない」と考える先生も少なくありません。しかし、日本歯科大学附属病院 顎関節症診療センターでは、年間1,000件以上の顎関節症を治療し、すばらしい結果を提供し続けています。
例えば、10年以上も悩んでいた顎関節症が、初診日に症状の半分が解消し、3ヶ月で完治するなど、例を挙げればきりがありません。
なぜ、彼らは顎関節症で、優れた結果が出せるのか? その理由は、最新の知見に基づき、顎関節症を治療しているからです。結論を申し上げると、従来の考え方だと、顎関節症は治すことは難しいです。なぜなら…
現在の日本の歯科では、顎関節症について、過去の情報が浸透しています。しかし、最新の研究では、当たり前のように信じられている情報の多くが、次々と覆されているのです。
例えば、これらはすべて古い考え方であり、期待する効果は得られません。
もし、先生が顎関節症を治療したいならば、従来の矛盾点を知り、最新の知見に基づいた治療法を学ぶ必要があります。
顎関節症治療は、10年スパンで新たな考え方や治療法が提唱されます。特に大きな変化がみられたのは、2000年以降の研究ですが、残念ながら、日本の歯科の現場では、それほど広く知られていません。
例えば、日本歯科大学附属病院 総合診療科 准教授の原先生によると、2000年以降の研究では、従来の考え方が、このように変わっているとおっしゃいました。
変化① 関節や筋肉の疾患に限定して考えない
2000年以降は、関節や筋肉に限定して顎関節症を考えるのではなく、それら生物学的な要素プラス、心理的問題や、社会的問題も考えるようになりました。
変化② 治療の第一選択が変わった
以前の顎関節症治療は、スプリント療法のあとに大規模な補綴や口腔外科、全顎的な顎矯正などの侵襲的治療がスタンダードでした。しかし、現在では、スプリント療法は行なわずにストレッチや体操、マッサージなど、非侵襲的で安全性を最優先させた治療を第一選択と考えます。
変化③ 寄与因子禁止療法は、トーンダウン
1990年代から、スマホやパソコン作業、ほおづえ、楽器演奏、趣味に打ち込むなど、顎関節症には、いろんな寄与因子が考えられてきました。
しかし、現在では、寄与因子を禁止する指導は、かえってストレスが増すなど、その効果が疑問視され、世界的にコンセンサスが得られていない療法としてトーンダウンしています。
変化④ 負担荷重が、原因ではない
従来の治療法の第一選択は、スプリントや寄与因子の除去、何もしない、のいずれかでした。つまり、すべての原因は負担荷重であり、安静保護が治療法の骨子と考えられていたのです。ところが、最新の研究では、この因果関係に疑問が生じています。
変化⑤ ブラキシズムは、本当に悪者なのか?
ある研究で、意外な事実が報告されました。起床時の痛みを訴える人は、睡眠中に、たいしてブラキシズムをしていないケースが多かったのです。また、ブラキシズムには、睡眠中の咀嚼筋の運動不足を解消する作用が認められています。
変化⑥ 顎関節症患者の咬合は変更するべきではない
複数の研究により、「咬合干渉」は顎関節症の原因ではなく、顎関節症が発症したときに生じる所見、すなわち結果であり原因ではないと考えられます。
つまり、咬み合わせを治療することで、顎関節症が良くなるのではありません。顎関節症の本質的な原因を治すことを優先すれば、噛み合わせは変更する必要がないということです。
変化⑦ クリックのみなら、音を消す治療の必要はない
以前は、クリックがあるとやがて顎関節症が重症化すると考えられており、音を消す治療が推奨されていました。しかし、最新の研究によると、過去にクリックがあっても、開口障害や疼痛に移行することは、まれであることがわかったのです。
変化⑧ スプリント療法は、効果が曖昧な治療法
「顎関節症治療と言えば、まずはスプリント」と考える先生も少なくありません。しかし、ここ最近の10年で、スプリントは、その患者さんにとって無効であるにもかかわらず、気がつかないまま延々と使い続けている装置となっていて、スプリントよりもっと安全な他の治療法に切り替えた途端に治ってしまうことなどが報告されるようになりました。
信憑性の高い医学論文を集めて評価したシステマチックレビューでは、スプリント療法は効果が曖昧な治療法として認識されるようになっています。
下記は、スプリント療法の治癒率における、これまでの研究報告の概要ですが、ご覧ください。
また、スプリントの長期使用は、下顎偏位(オープンバイト化の加速)のリスクがあることも、報告されています。もし、スプリントを使用するならば、最新のエビデンスに基づいた適切な処置が求められます。
これらの変化は、ほんの一部にすぎませんが、何よりも重要なことは…
従来は、顎関節症の原因を「負担荷重」と考えていました。負担荷重によって、関節円板がずれる、後部結合組織が引っ張られるなど、傷のある特異な炎症が起こるからこそ、安静や保護が必要という考え方です。
しかし、2000年を境に、新しいコンセプトに移り変わります。それは、顎関節症の原因を「不活動・同じ姿勢の維持」と考えるコンセプト。
従来の負担荷重は「過剰な運動」が原因ということですが、ニューコンセプトでは「運動不足」を、原因として考えます。つまり、治療法も「安静や保護」から「なるべく動かす」考え方へシフト。
従来のコンセプトとは、180度異なる考え方ということがわかりますよね。では、このニューコンセプトに適した治療とは何か?
それは、ストレッチやマッサージ、体操など、非侵襲的で安全性の高い治療法です。「そんな治療法で、顎関節症が改善するのか?」と思われたかもしれませんが、論より証拠。
年1,000件以上のケースで、日本歯科大学附属病院 顎関節症診療センターでは、軽症者にも重症者にも、下記の治療を行なっています。
スプリントも寄与因子禁止指導も行なっていません。侵襲がほとんどない治療法のみで、その治癒率は3カ月で約80%。来院する10人に8人が、3カ月以内に治癒しているのです。
今回、日本歯科大学附属病院 顎関節症診療センターのセンター長を務める原先生から、顎関節症の最新の知見と、治療法について詳しく学べるプログラムを開発しました。先生も、最新の知見に基づいた治療法で、歯科へ来院する80%の顎関節症を改善できるようになりませんか?
原先生の顎関節症治療歴は、35年以上。現在は、日本歯科大学附属病院 顎関節症診療センターのセンター長を務め、年間1,000症例の顎関節症治療に対応されています。また、これまでに培った顎関節症治療の知見を広めるため、多くの専門学会からの依頼論文、書籍や専門誌の執筆、多くの卒後研修・セミナーで講師を務めてきました。そんな原先生ですが、現在に至るまでは、平坦な道のりではなかったとおっしゃいます。
もともと、原先生は補綴学の専門医、指導医として臨床現場に立っていました。「咬合治療で、顎関節症を治すぞ!」と意気込んでいましたが、臨床を続ければ続けるほど、思うような結果が得られずに悩みます。
咬合治療で顎関節症が改善しても、予後を追うと、再発するケースが多くみられたのです。「いったい、どうすれば良いのか?」「何が間違っているのだろうか?」と悩み続けましたが、答えは見えません。
それでも、前に進むしかなかった2000年頃、世界的に顎関節症が再検討されるようになりました。新たな知見を学び続けることで、原先生は、従来の咬合治療の限界を思い知ります。そして…
これまで信じていた補綴学から離れ、新たな視点で顎関節症を学び直すことにしました。そして、2001年に、デンマークへ留学し、痛みそのものの治療にフォーカスした臨床口腔生理学を専攻します。
これまでの方法では、なぜ、顎関節症が治らなかったのか? 多くの研究、臨床を経て、原先生は、乾いたスポンジが水を吸収するように、新たな知識や技術を習得しました。
そして、顎関節症・口腔顔面痛・口腔リハビリテーションの専門医・指導医の資格を取り、現在のスタートラインに立ったのですが…
顎関節症診療センター長として勤務しはじめてから2010年まで、人員がほとんどいなくなった時期がありました。毎日、怒涛のごとく来院する患者さんへ少人数で対応する日々…。心身ともに疲弊していましたが、粘り強く、注意深く、あきらめずに対応し続けます。この大変な時期を乗り越えた結果、原先生の顎関節症治療は、さらに磨かれました。
その結果、今では、診療センター所属のスタッフは20名を超え、たとえ若手医員であっても、短期間で治癒できるレベルにまで治療精度が向上。年間1,000件の顎関節症に対応し、その80%を3カ月で治癒できるまでになったのです。
今回のプログラムで学べる顎関節症治療は、標準化され実にシンプルです。原先生だけが実践できる特殊なものではありません。歯科治療そのものの経験が浅い若手医員であっても、すばらしい結果が提供できている技術です。
とはいえ、「顎関節症治療を1から学ぶ時間はない」と思われたかもしれません。ご安心ください。今回のプログラムでは、一般歯科医師が、なるべく早くこの顎関節症治療を実践できるように、要点が絞られています。
これまで顎関節症を治療してきた先生も、これからはじめて治療する先生も、正しく実践すれば、同じ効果が得られます。
2000年以前と現在との治療法では、コンセプト自体が180度変わっています。つまり、従来の治療法だと、結果が出せないどころか、問題発生につながることも…。
顎関節症治療が上手くいかないのは、技術力や経験が原因ではありません。治療開始からすぐに結果の出ない従来の治療法を選択していることにあるのです。実際、最新の知見に基づいた顎関節症治療の成績は、大きく向上しています。
今回のプログラムでは、従来の治療法の矛盾点や問題、そして、治療成績を向上させる最新の治療法についても、詳しく解説。原先生のレクチャーを受ければ「なるほど! そういうことだったのか」と何度も膝を打ち、顎関節症に対するイメージが、大きく変わることでしょう。
現在は「過剰な運動」ではなく「運動不足」を、顎関節症の大きな原因と考えます。つまり、ストレッチやマッサージ、セルフケアなどの運動療法が初期治療として効果的。
実際、日本歯科大学附属病院 顎関節症診療センターでは、軽症者にも重症者にも、ストレッチやマッサージなど、非侵襲的で安全、かつ治療成績を最優先した治療をしています。その結果、大学病院に紹介された10人に8人の患者が、3カ月以内に治癒。
今回のプログラムでは、日本歯科大学附属病院 顎関節症診療センターで行われている運動療法について、実演形式で解説していただきました。
また、多くの先生が悩む、問診(医療面接)についても心配ありません。プログラムで解説する「構造化問診」を使えば、顎関節症の問診精度が飛躍的に向上します。他にも、多くのことが学べる今回のプログラムですが、収録内容の一部をご紹介すると…
~歯科へ来院する顎関節症の80%を、低侵襲で安全な治療で改善する方法~
歯に原因がないにもかかわらず、歯痛を発現する疾患「非歯原性歯痛」について、どのような対応が求められるのか?最新の知見に基づいて解説していただきました。
原先生の大学病院で実際に使用している指導教材「筋膜スマートリリース」のエクササイズ映像を、特別に特典にてお付けします。本編では、ポイントの解説がメインの内容になっていますが、こちらの映像では、実際の時間配分や圧のかけ方など、患者さんは画面を見ながらモデルさんの真似をするだけで正しいエクササイズができる内容となっています。通常は、6ヵ月/12米ドル支払うことで視聴できる映像ですが、今回、教材をご購入いただいた先生は、期間を気にすることなく、繰り返し視聴することが可能です。ぜひご活用ください。
収録された講義がまとめられた、レジュメ冊子をお渡しいたします。この教材を手にした先生だけが手に入れられる講師のノウハウがギッシリ詰まった大変価値のあるものとなっております。もちろん本屋さんでもこの冊子は取り扱っていません。ここでしか手に入ることができない大変、希少価値が高いものを今回、特典にてお付けいたしました。表や画像も、多く載っているのでぜひ復習の際にもご活用ください。
※PDFカラーデータ/印刷不可でのご提供となります。
平成28年の歯科疾患実態調査によると、顎関節に何らかの症状がみられる推定患者数は、約1,900万人。また、顎の小さい子どもが増えていることもあり、顎関節症は、今後も増加が予測できます。
しかし、顎関節症に対応できる歯科医師は、まだ多くありません。多くの顎関節症患者が、歯科医院を渡り歩いては途方に暮れていますが、これはとても重要な問題です。
なぜなら、顎関節症患者の悩みは深く、重症化すると鬱状態になることも…。期間が長くなると、心理社会的問題が発生し、疼痛関連疾患ではなく複雑な疾患になることがあります。
もし、どこに行っても良くならない顎関節症を、先生の手で治癒できたらどうなるでしょうか? 患者さんは、涙を流して感謝し、先生のクリニックへ、より一層の信頼を抱いてくれるでしょう。
そして、先生のクリニックは「また、あの歯医者さんで診てもらいたい」「この辺りなら、あの歯医者さんが一番いいよ」とクチコミされるように…。顎関節症が治癒できるだけでも、他院との差別化になるため、紹介患者も増え続けるでしょう。腕の良さで、さらに地域から評価されることは、間違いありません。
また、顎関節症治療ができれば、咬合が安定するため、補綴など他の治療もやりやすくなります。顎関節治療を苦労なく治せることのメリットは、先生が思っている以上です。
ぜひ、今回のプログラムで学び、顎関節症を治せるようになり、さらに評価される歯科医院を目指しませんか?
そして、顎関節症を治癒するには、従来の方法ではなく、最新の方法が必要です。従来の方法では、治せるものも治せません。それどころか、新たな問題を生んでしまうリスクもあります。
2000年以降、顎関節症治療の研究は大きく進歩し、多くの症例で優れた治療成績が報告されるようになりました。しかし、日本の歯科では、まだ従来の治療法が浸透しているため、多くの顎関節症患者が、悩み続けています。
この問題を解決できるのは、最後まで読み進めた先生に他なりません。「顎関節症は治せない」というのは、過去の話。今回のプログラムで、最新の顎関節症治療を学び、多くの患者さんを笑顔に導いてください。
この価格(DVDリリースキャンペーン価格)での販売は、7月14日まで。7月15日以降は、定価の56,980円(税込62,678円)に戻ります。初回在庫がなくなる前にお申し込みください。
3セクション(計239分) 販売価格 56,980円(税込62,678円) |
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