1976年の話です。日本では、アメリカのナソロジーとPMS理論が、日本に入ってきたころでした。理想咬合像を臨床でいかに成り立たせるのか?
熱心な歯科医師の多くが、その研究と臨床に没頭していた時代です。当時、大学を卒業したばかりの、岩田先生も、そのお一人でした。
1980年、アメリカの大学院を卒業した岩田先生は、日本へ戻りました。そして、1984年、東京の小金井市でクリニックを開業。その後、十数年、これまでに学んだ理想咬合像を達成しようと治療に励みました。
岩田先生は、これまでに習得した技術を駆使して、すばらしい治療成果を出し続けます。しかし、それと同時に、いくつかの症例について、不都合を感じるようになりました。
日常臨床で遭遇する、さまざまな不都合…。残念ながら、それらの解決策を示す論文や文献は見つかりません。そこから、さらなる研究と研鑽に励んだ岩田先生は、20年ほど前から、いくつかの答えらしきものに気づきます。
岩田先生が長年臨床のベースにしていたのは、補綴学的に理想とされている咬合(理想咬合像)です。多くの歯科医師も学ぶ、スタンダードかつ優れた術理について、岩田先生は気づきます。
この事実に気づいてから約20年、岩田先生は、理想咬合像とは異なる「日常臨床咬合像」の存在を意識し始めます。その根本にあるのは、このような考え方でした。
これらの考え方に基づき、研究と臨床を続けることで、岩田先生は、これまでに感じていた日常臨床の不都合に、いくつかの解決策を導きだしました。
たとえば、少数歯の補綴では、咬合器上で理想咬合を付与しても、口腔内での咬合調整量が増えてしまいます。しかし、日常臨床咬合像をベースにした「1咬頭1咬合接触」と呼ばれる咬合の付与方法を実践すれば、調整量と回数が激減。歯科医師と患者さんにとって、さらに快適な治療が可能となるのです。
他にも、偏心位での咬頭干渉が、ほとんどなくなる「臼歯の過補償再現」。これまで臨床的な基準が判明していなかった前歯のアンテリアガイダンスの再構成も、3つのプロセスを経て、確実に再現できるようになりました。
「日常臨床咬合像」という考え方に出会ってから、岩田先生は、日常臨床における不都合の多くを改善する方法を導きだしたのです。
岩田先生はおっしゃいました。
「咬合治療は、多くの先生が思っているほど難しいものではありません」
「正しい知識と技術があれば、誰でも実践できます」
「しかし、それら内容が、広く知れ渡っていないのです」
しかし、先生もご存じのとおり、咬合は学校で学べる分野ではありません。また、咬合治療の基本原則を明確に提示している書物や報告、講習会は多くありません。基本原則を習得していなければ、根拠に基づいた咬合治療はできず、難しく感じるのは当然です。
このような現状を打破すべく、今回、岩田先生を講師におむかえし、新たな教材を制作いたしました。45年の臨床経験で培われた、岩田先生の咬合治療が学べます。
岩田先生が提唱する「日常臨床咬合像」を理解すれば、目の前に広がる景色が変わりはじめるでしょう。
岩田先生は、日本顎咬合学会の理事長を務めた経験があり、現在は、代表を務めるデンタルヘルスアソシエートで500人の歯科医師へ、技術を指導されています。つまり、岩田先生は、咬合について多くの歯科医師が悩む内容と、その解決法を熟知しています。
歯科医師歴45年、開業歴37年、これまでに膨大な咬合治療を経験してきた岩田先生の技術は、机上の空論ではありません。多くの患者さんを笑顔に導いてきた、実践的な技術です。ご覧のように、岩田先生のクリニックの待合室は、患者さんからの感謝の手紙で埋め尽くされています。
「日常臨床咬合像」に基づいた治療法は、広く知られている「理想咬合像」に基づいた治療法だけでは解決できないケースに対応。これらの技術は、岩田先生が40年にわたる試行錯誤によってたどり着いたものであり、他では学べません。
今回の教材では、岩田先生が提唱する「日常臨床咬合像」だけではなく、従来の「理想咬合像」についても学べます。新たな技術を知るには、従来の方法へ理解を深めることも重要です。咬合治療のスタンダードを習得したい先生にも、オススメの教材となりました。
咬合治療は、途方もない訓練が必要な高等技術ではありません。岩田先生がおっしゃるよう、正しい知識と技術があれば、誰にでも実践できるのです。岩田先生の技術は、独自の研究によって開発された簡便かつ精巧な技法となりますので、多くの先生にとって目からウロコの内容となるでしょう。
いかなる疾患も、適切な診断に基づいて治療が行なわれるべきです。咬合治療における診査・診断は、多くの先生を悩ませますがご安心ください。岩田先生が行なう鑑別診断は、とてもシンプルであり、正しい方法に基づけば、誰もが正しく診断できるようになります。
フェイスボウ・トランスファーや中心位の咬合採得法、臨床的にアンテリアガイダンスを適切に再現する方法など、いくつかの技術は、実技映像でも解説していただきました。テキストや写真だけではわかりにくい細部について、その動きを見ながら習得できます。
他にも、咬合治療における有益な知識と技術が学べる今回のプログラム。収録内容の一部をご紹介すると…
はじめに歯科医院運営を成功させるための秘訣を解説し卒後研修の重要性を説き、なかでも補綴治療の診断力と技術力の向上が、歯科医院運営に大きく寄与することを、わかりやすく解説されています。
各セクションに分け、次のような内容をマスターすることができます。咬合診断に必要なスタディモデルの製作からフェイスボウ・トランスファーに至るまでを、デモを用いて詳細に動画で学ぶことのできるコンテンツは、今までなかったのではないでしょうか。
咬合が崩壊した症例を治療するために必要な咬合の安定を、治療の順序から、そのテクニックまでを臨床例を用いて解説しています。臨床例を用いて解説しているため、いわゆる教科書的な咬合の解説ではなく、明日からの臨床に速戦的に役立てることのできる内容となっていることが本DVDの特徴です。
日々の臨床で大切な補綴装置の咬合調整のポイント、ディスクルージョンとアンテリアガイダンスの仕組みと必要性を豊富な臨床例で解説だけではなく、デモを用いて詳細に臨床テクニックを公開しているだけでなく、インプラントの咬合も詳しく解説しています。日常臨床を行なう上で必要不可欠な咬合に関する知識とテクニックを、とてもわかりやすく解説しているこのDVDを推薦します。
松本歯科大学 臨床教授
小川 洋一 先生
岩田先生の咬合理論は5年ほど前から勉強させていただいています。先生の指導者としての姿勢や愛情、情熱には本当に感銘いたす次第です。20年以上DHAで歯科医師の教育に携わってるのには脱帽してしまいます。そして、岩田先生の咬合理論は今日の日本の歯科医師たちの咬合理論の原点ともいえるでしょう。
私は岩田先生の咬合理論に感銘いたしました。そしてこれこそが患者さんを幸せにする咬合理論かと思います。岩田先生の咬合理論がこのような形になり世にでることは大変意義が大きいと思われます。
さいとう歯科医院 院長
斉藤 篤史 先生
私は、岩田健男先生に20年間にわたり、師事させていただいております。私が歯科医師として2年目の時に、当時非常勤で勤めていた医院の院長の紹介で初めてお会いしました。歯科医師として、社会人として、ひよっこの私に、岩田先生は常に優しく補綴学の知識・技術はもちろん、社会人としてのルール、大人のふるまい、嗜みなども丁寧に教えてくださいました。今回、浅学の身でありながら、師匠であり、恩師である岩田先生の推薦文を書かせていただくのは、大変恐れ多いことだと感じています。
ただ、私が20年間岩田先生に師事してきて、改めて感じる岩田先生の偉大さをこちらで述べ、推薦文にかえさせていただきたいと思います。岩田先生のご著書、ご講演、セミナーなどに一貫して言えることですが、大きく分けて3つの特徴があります。
①専門的で難解な内容を歯学生でもわかる平易な言葉で簡潔にかつ明快に説明してくださること②臨床の現場ですぐに実践できる必要な知識・技術の基本をシッカリと教えてくださること③岩田先生の咬合理論は、補綴学にとどまらず歯科臨床を行なう上で必要不可欠な知識・技術として応用できるよう指導してくださること。今回の教材を拝聴して、改めて上記3点が岩田先生の講義の中に貫かれており、昔に比べてより洗練された感があります。現在は、先行きが見えない世の中であり、歯科界もそのような状況にあると思います。そのような時こそ、我々、臨床家は基本に忠実に臨床に携わる必要があると思います。
岩田先生の咬合理論は、歯科医師にとって基本となる大切な知識です。臨床経験の浅い研修医の先生からベテランの臨床家まで、新しい知識・技術を身に付けることも、もちろん大切ですが、歯科臨床の基本である咬合についてしっかり学んで盤石なものにしておくことは、多くの臨床家にとって、先行きが見えない歯科界を生き抜くうえで重要だと思われます。本教材は、経験の浅い先生方から、ベテランの先生方まで、歯科臨床の基本である咬合の学びの一助となるものと確信しております。
富士見台さくら歯科 院長 歯学博士
芳賀 浩昭 先生
若手歯科医師がまず当たる壁は「咬合学」です。難解で、本を読んでもわからない。2、3年目までは知らなくても歯科医師として働くことはできますから、咬合学は必要ないと考える方も多いのではないでしょうか。それは大きな誤りです。数年は技術を伸ばすだけで成長できますが、いずれ壁に当たります。その時に貴方の歯科臨床を伸ばしてくれるのが咬合学の知識です。
岩田先生の講義は咬合学の源流から現在までの流れの全てを網羅されており、骨学、筋肉などの解剖も踏まえた上でわかりやすく紐解いてくださいます。また、先生は日常臨床において咬合学をベースとした臨床を咬合学が日本に持ち込まれた頃から現在に至るまでずっと行なわれています。だからこそ、難解な咬合学を源流から読み解き、わかりやすく臨床に落とし込むことができるのです。知識と技術は歯科臨床を行なう上で両輪のような存在です。
この講義では歯科医師として臨床を行なう上での心構えから始まり、印象採得の手技、そして咬合学までをわかりやすく順序立てて説明してくださいます。正直なところかなりのボリュームであり一度聞いただけで全てを理解することは難しいかもしれません。だからこそ、何度も観ていただきその上で、デンタルヘルスアソシエートにて岩田先生の講義を受けていただくことで理解を深めていただきたいと考えております。
大野歯科医院 院長/愛知学院大学 冠・橋義歯学講座 非常勤講師
大野 公稔 先生
私は幸運にも、卒後間もない研修医の時期より岩田健男先生に師事する機会を得ました。岩田先生の咬合理論はきわめて明確であり、臨床的な知識や技術がまったく乏しかった当時の私にも明日から同じ治療ができるのではないかと思えるほど非常に理解しやすかったことを今でも覚えています。
咬合治療の基本原則は4つだけであり、それらを順番通りに患者の口腔内に当てはめ、丁寧に診断し治療を行なうことにより、患者の咬合的な問題を少しずつ解決することができるようになりました。これらは、当時の私にとって最も大きなハードルであった患者からの信頼を得る大きなきっかけになり、歯科臨床がより楽しくなりました。
細菌感染から起こるう蝕や歯周疾患などとは違い、咬み合わせなどの力から起こる問題は、たとえ臨床経験を長く積んだとしても、しっかりと体系立てて学ばないことには習得しにくい分野ではないかと思います。逆に言うと、臨床経験が乏しい若手のときこそ、この咬合理論をしっかり学べば、即座に臨床レベルを大きく向上させることが可能になります。適切な咬合理論はすべての歯科医師にとって必要な習得すべきことであり、早く学ぶに越したことはないのでは。
それらにベストな教材がこの岩田先生の“Dr.岩田の「咬合臨床」基本原則”であり、咬合治療のゴールに直結する理論、術式がシンプルでわかりやすく述べられていることで、明日からの臨床に即座に生かせる内容になっています。咬合治療で悩む前に、悩んでから早く見ておけばよかったと思う前に、このDVDを見ていただければ幸いです。
きむら歯科医院 副院長 日本臨床歯周病学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会 認定医日本顎咬合学会 認定医
木村 正人 先生
歯科医師が対応できる顎関節症について、その診断と治療方法を解説していただきました。
顎関節症の2割は、ストレスなどが原因であり手に負えません。しかし、収録された治療法があれば、多くの顎関節症に対応できます。
収録された講義がまとめられた、セミナーレジュメをお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、この冊子から先に目をとおしてください。
そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
先生もご存じのとおり、咬合は、エンド、ペリオ、補綴、インプラント、矯正など、すべての修復歯科治療に、深く関連しています。つまり、咬合に強くなれば、すべての修復歯科治療のクオリティが底上げされることは、言うまでもありません。
また、義歯、矯正、ペリオ、補綴にしても、最終的に咬み合わせが安定しない人が難症例となりますが、咬合治療を学べば、そういった難症例にも対応できるようになります。
他にも、咬合治療を学ぶメリットは、計り知れません。特に注目したいのが、顎関節症患者です。顎関節症患者は増え続けていますが、それに対応できる歯科医院はごくわずか。彼らを救うことができれば、先生のクリニックは、さらに評価を高めることでしょう。
「どこに行っても治らなかったけど、あの先生に治療してもらったら治った」このような実績を積み上げ、より多くの患者さんから選ばれるクリニックを目指しませんか? そして、今まで以上に歯科医師の使命を果たしませんか?
「もしかしたら、もう知っている内容ばかりかもしれない」「内容を理解できるか不安だ」「期待にそえる教材なのか?」など、思われた場合もご安心ください。
なぜなら、プログラムの内容に、ご納得できなければ返金させていただくからです。60日間、じっくりと、ご覧いただき、先生の選択が正しかったかどうかをご判断ください。送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。
返金保証が付いている、歯科医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする最新プログラムへの自信そのものです。
咬合は、けっして新しい治療分野ではありませんが、ベテランだけではなく、若手歯科医師からも年々注目を集めている分野です。
学校で咬合は学べません。勤務先でも咬合を学べる機会は、めったにありません。しかし、近年の歯科医療業界において、咬合はますます注目されている…。このような現状があるからこそ、熱心な若手歯科医師のみなさまが、咬合を学びはじめているのでしょう。
今回のプログラムでは、長年の臨床経験に裏付けられた岩田先生の技術が習得できます。その技術は再現性が高く、先生が思っている以上に簡便なため、今後の臨床に役に立つことは間違いありません。
この価格(DVDリリースキャンペーン価格)での販売は、12月27日まで。12月28日以降は、定価の56,980円に戻ります。初回在庫(DVD版100セット)がなくなる前にお申し込みください。
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教材内訳 |
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販売価格 44,980円 (税込49,478円) |
価格 | 販売価格 44,980円 (税込49,478円) |
あり(購入後60日間) | 返金保証 | 商品特性上なし |
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特記事項 |
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※安心の暗号化通信を採用しています。
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ただし、初回在庫(DVD版100セット)には限りがあるのでご注意ください。この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、12月27日までとなります。12月28日以降は、定価の56,980円に戻ります。
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