米国でナソロジーとPMS理論を学んだが…

1978年の話です。日本の名医や「ピーター・K・トーマス氏」からナソロジーを学んでいたあるドクター。米国州立インディアナ大学の歯学部大学院補綴科へ入学し、そこから3年間、ナソロジーとPMS理論の両方を学ぶ機会に恵まれましたが…

日本で気づいた
臨床上の不都合とは?

1984年に東京の小金井市でクリニックを開業してから十数年、彼は、これまでに学んだ理想咬合像を達成しようと治療に励みました。すばらしい治療成果を出し続けますが、それと同時に、いくつかの症例について不都合を感じるようになります。

たとえば1本~3本を治す小さな補綴の場合、咬合器上で理想咬合を付与しても口腔内では咬合調整量が増える…。咬合器上で点接触咬合などの理想咬合を付与しても、口腔内では正確に再現されない。

たとえ再現できても、経年的に患者さんを診ると、5年、10年、15年で跡形もなく点接触が消えてしまう。残念ながら、それらの解決策を示す論文や文献は見つかりません。

そこから、さらなる研究と研鑽に励んだ彼は、20年ほど前から、いくつかの答えらしきものに気づきます。

その答えとは…

彼は、一般的に知られた理想咬合像とは異なる「ある咬合像」の存在を意識し始めます。その結果、これまでに感じていた日常臨床の不都合に、いくつかの解決策を導きだしました。彼は言います。

「咬合治療は、多くの先生が思っているほど難しいものではありません」「正しい知識と技術があれば、誰でも実践できます」と。

今回、彼の45年の経験で培われた咬合治療を教材化することに成功しました。彼が提唱する「ある咬合像」を理解すれば、目の前に広がる景色が変わり始めるでしょう。

このドクターは一体、誰なのか? そして、理想咬合像とはことなる「ある咬合像」とは?

詳しい情報は、12月16日に改めてお伝えします。どうぞお見逃しなく!