
From:内田
日付:2026年7月16日12:00
口腔機能低下症の必要性は、先生もすでに十分にお感じになっていることでしょう。
高齢の患者さんが増え続ける中で、「噛める」「飲み込める」「話せる」といった口腔機能を守り、維持していくことは、一般歯科に不可欠なテーマです。
実際、2026年6月の改定でも、口腔機能管理に関する評価の見直しが進んでおり、この分野への関心がますます高まっていることがうかがえます。
しかし、関心はあっても「どこから手をつけるべきか迷う」「導入したものの軌道に乗らない」と悩む院長先生は少なくありません。
つまり、必要性は理解していても、多忙な日常診療の中で無理なく回る形に落とし込めずにいるのです。
むしろ、患者さんの将来を真剣に考えれば考えるほど、「中途半端な形では始められない」と慎重になり、見えない壁の前で立ち止まってしまう。それが、現実ではないでしょうか。
口腔機能低下症が院内に定着しない理由は、先生の知識不足や熱意不足ではありません。難しいのは、これが単なる「新しい検査項目の追加」では終わらないからです。
例えば、対象患者の選定基準、説明のタイミングと方法、検査後の具体的な提案、院内の役割分担と継続管理。
こうした一連の流れが整理されていないままでは、せっかく検査機器を導入し、口腔機能低下症への取り組みを始めたとしても、現場では少しずつズレが生まれていきます。
その結果、「必要だとは思うが続かない」「院長先生だけが抱え込んでしまう」という状態に陥りやすくなるのです。つまり本当の課題は、口腔機能低下症を「知ること」ではありません。
一般歯科の現場で、無理なく、継続的に回る形へどう落とし込むか。
そこにこそ、定着できる医院と、できない医院の違いがあります。
口腔機能低下症を軌道に乗せるために必要なのは、知識を断片的に増やすことだけではありません。導入から定着までの流れを、ひとつのプロセスとして捉え直す視点です。
「何から始めればいいのか」
「どこでつまずきやすいのか」
「どうすれば無理なく前に進められるのか」
その道筋が見えるだけで、口腔機能低下症への取り組み方は大きく変わります。
「必要性は感じるが進め方に確信が持てない」状態から、「自院でも現実的に取り組めそうだ」という確かな実感へ変わるからです。最初から完璧な運用を目指す必要はありません。
大切なのは、現場で無理なく動き出せる入口を見つけることです。
本教材では、その現実的な入口から、定着へのシステム設計を実務に即して順序立てて解説しています。
講師紹介
まつしま りょうじ
Profile
城西歯科大学(現明海大学)卒業。長年にわたり地域医療に貢献するベテラン歯科医師であり、近年は「口腔機能低下症」において先進的な取り組みを実践。メーカー主導の理論にとどまらず、臨床現場における機器のエラー対策や、既存のSPTへ組み込む院内システム化など、一般歯科が再現できる実務モデルを構築。「機能まで診る歯科医療」の普及に向け、精力的に活動を展開している。
講師紹介
つかもと よしこ
Profile
歯友会歯科技術専門学校(現:明倫短期大学)卒業。日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士であり、歯周基本治療やSPTの臨床で豊富な経験を持つ。松島歯科医院にて、松島良次先生と共に院内での「口腔機能低下症」のシステム化を実践。導入初期の障壁や、スタッフの本音を熟知しており、歯科衛生士の自律的な取り組みを促す実践的なサポート体制の構築を伝えている。

7月16日(木)12:00にお申し込み専用ページをご案内しますので、
今しばらくお待ちください。