デンタルヘルス アソシエート 代表
東小金井歯科医院 院長
岩田健男 先生
宮下裕志先生の「痛みの診査・診断」映像教材をご推薦いたします。宮下先生とは、米国歯科大学院同窓会(欧米で歯科博士号を取得した歯科医師の会)を通じて出会い、それ以来数十年の知人になります。
先生は、臨床は無論、講演、執筆など多岐にわたる活躍をしてこられています。この度、歯科医院へ来院する患者のための「痛みの診査・診断」について、映像教材を使って、歯科医師に分かり易く、かつ克明に解説しておられます。痛みの対処に悩んでおられる歯科医師には絶好の教材です。
私は、かねてより、診断力こそが歯科医師の能力を測る要であると考えてきました。宮下先生が披瀝されている歯原性疼痛と非歯原性疼痛の診断法、鑑別診断、確定診断の内容は、さすが、スウェーデンで研鑽された、論理的かつEBD(根拠に基づく歯科医療)を踏まえたもので、歯科医師には極めて有益な情報と言えます。
一方、情報が非常に多いが故、やや難解なところもありますが、その反面、多くの症例を活用して具体的に診断のノウハウを示されており、診断法をマスターしたい歯科医師にしてみれば納得でしょう。
この映像教材を通じて多くの患者が痛みから解放されることを祈願します。また、宮下先生にはご苦労様でしたと申し上げたい所存です。
ひがし歯科医院 院長
東正也 先生
宮下先生は九州歯科大学水泳部の2年後輩になります。
水泳部時代の先生は勤勉、真面目で優秀な学生さんでした。小さいものを手作りすることもあり、細かさマメさもあったように思います。
もちろん水泳部の練習は年中冷たいプールで行なわれます。粘り強さもありました。そして皆さんご存じのように卒後はイエテボリで学ばれ、有名な先生になられました。
宮下先生の北欧仕込み国際レベルの「診査・診断」をぜひご堪能ください。
医療法人社団真健会 理事長
若林健史 先生
宮下裕志先生とは古くからの知り合いで歯周治療や歯内療法の多くを学ばせていただきました。
先生はスウェーデンイエテボリ大学大学院歯周病学教室で学ばれた後に同大学大学院診断学教室でも学ばれました。そして同大学公認歯周病専門医及び歯内療法専門医を取得され帰国しました。
帰国後日本で開業してからも国際疼痛学会、米国口腔顔面疼痛学会をはじめ多くの学会で活躍しています。
またご自身の主催するEPSDC研修会を開催しており週末には全国から歯科医師が集まってきております。日常臨床で痛みを主訴で来院する患者さんはデータによると6割を越えています。
我々歯科医師の仕事はまず、はじめにその痛みをとることから始まります。ただ、その痛みの原因が歯からなのか、顎関節からなのか、はたまた脳神経由来なのか、それともその他の病気からきているのかはっきりしないことが多く見かけられます。
痛みの原因が分からなければ治療はできません。もし違っていれば誤診になり痛みの取れない患者さんから信頼されることはないでしょう。そして二度と来院することはないでしょう。
つまりこの初診時の痛みの除去こそが最重要な処置で最大の武器となります。特に経験の浅い若い先生方を見ていると正確な問診、視診、触診、X線読像ができておらず頓珍漢な診断をしている先生を多く見かけます。
この映像教材では国内のみならず海外留学で得た知識をわかりやすく惜しげもなく教えてくれます。さらには実際の問診しているところの動画を見ることができ、問診方法を詳しく理解することができます。
痛みの診断エラーをなくし患者さんの信頼を獲得する、すばらしいチャンスです。ぜひご覧になってください。