数年前から、予防歯科に力を入れだした歯科医院のお話です。
ある日の昼休憩中、院長と雑談をしていた受付スタッフが、ぽつりとこんな言葉を漏らしました。「先生、何だか最近、メンテナンスの予約キャンセルが増えているんですよね。それに、次回の予約を取らずに帰る人も多い気がするんです」。
スタッフの言葉にギョッとした院長は、カルテを確認します。
たしかに、これまで3か月ごとに来院していた患者さんが、ぷつんと途切れてしまっているケースが目立ちます。ざっと確認を終えた院長は「偶然が重なったのだろう」と、そのときは深く考えませんでした。
そんな中、10年以上もメンテナンスでまじめに継続来院してくれていた50歳の患者さんが、突然、来院されなくなりました。「何かあったのかな?」と気になった院長は、共通の知り合いである別の患者さんに聞いてみました。
すると、「あの人ね、最近、別の歯医者さんに通ってるみたいよ。なんでも、先生には異常ナシって言われてたのに、新しい歯医者さんでレントゲンを撮ったら歯周病が進んでたんですって…」「ちゃんと歯磨きもしてたのに、なんで、先生は気づいてくれなかったんだろうって、ちょっとショックを受けたみたい」。
患者さんの言葉に、院長は焦りました。
転院した患者さんのデンタルX線写真は、院長がキチンと確認しています。メンテナンスの終わりには、毎回、患者さんの口腔内を院長が視診でチェックしていました。それなのに、歯周病の進行に気づけなかったのです。
「他にも、見落としているケースがあるかもしれない…」と不安になりましたが、良い解決方法は思いつきません。予防歯科に本格的に取り組みだしたタイミングででてきた問題に、院長は頭を抱えてしまいましたが…
今お話したのは、ある歯科医院の実話を少しだけ脚色したフィクションです。でも、わざわざ先生にこんな話をしたのには、キチンと理由があります。
それは、先ほどお話した歯科医院のようなケースは、決して他人事ではないからです。
事実、患者さん一人ひとりの病態を正しく把握しないまま、ひとまとめにしてSRP・メンテナンスをおこなっている歯科医院は意外に多いのです。
このような施術では、当然、治療効果は半減します。結果的に、患者さんはまじめに通院してくれているのに、歯周病の進行を食い止められない残念なケースが生じるのです。
なにも、先生を責めたいわけではありません。
もちろん、先生はキチンとデンタルX線写真を確認しているはずです。歯科衛生士も、丁寧にプロービングをしているでしょう。患者さん一人ひとりに最適な治療計画も作成していると思います。それなのに、
もちろん、答えはひとつだけではありません。
でももし、先生が歯科衛生士のスキルアップを全力でサポートしているにもかかわらず、歯周治療ですばらしい結果をだせずにいるのなら?
先生のクリニックは、歯周治療の成功に欠かせない「重要な1ピース」が抜け落ちてしまっている可能性が高いと言えます。
その1ピースを埋められれば、たとえ経験の浅い歯科衛生士でも、すぐに歯周病の進行に気づけるようになり、いま以上に歯周治療ですばらしい結果をだせるようになるのです。
その「1ピース」とは…
もしかすると、「デンタルX線は、歯科医師の仕事でしょ?」と思われたかもしれません。たしかに、多くの院長がデンタルX線の撮影から読影までおひとりでおこなっています。
しかし、歯周治療ですばらしい結果をだすためにも、また、歯周病の進行にいち早く気づくためにも、歯科衛生士がデンタルX線の読み方を学ぶことは重要です。
少し考えてみてください。
先生が最終的な診断をするにしても、歯科衛生士が「何かがおかしい」と気づければ、医院全体の診療効率はいま以上にアップしますよね。
デンタルX線から歯石の付着部位や、骨欠損の原因を正しく読み取れれば、歯科衛生士はもっと効果的な歯周治療ができるようになるはずです。
患者説明もさらに説得力が増しますし、「しっかり診てくれているんだな」と信頼を寄せた患者さんは、まじめに継続来院してくれるでしょう。
もし先生が、まだ歯科衛生士にデンタルX線の活用法を学ばせていないなら、この「1ピース」を埋めることで、歯周治療を大きく成功へ近づけることができますが…
当然ながら、ドクターと同じレベルでデンタルX線を活用するのは簡単ではありません。ですから、「明日から実践できる」なんて言い方はふさわしくないでしょう。
しかし、歯周治療の難易度の判断や動揺度の予測、歯周病の進行度合いなどを読み取るのは、決して習得の難しい知識ではありません。
また、規格性の高いデンタルX線撮影のための「位置付け」は、ポイントさえ覚えてしまえば、経験の浅い歯科衛生士でも簡単に習得できます。
つまり、基本からじっくりと体系的に学んでいけば、1~2か月ほどでデンタルX線の活用法をマスターし、歯周治療のクオリティを劇的にアップできるのです。
患者さんの口腔を守るためにも、「うちの歯科衛生士には無理だろう…」と決めつけずに、歯科衛生士を信じて学ぶ機会を与えてあげてほしいのです。
では、具体的にどうやって勉強すればいいのか? 今回は、「デンタルX線」をひとつのテーマに、歯周治療のレベルアップをサポートできる特別な教材をご用意いたしました。
世の中には、たくさんの歯科衛生士のスキルアップ支援教材がありますが、それらと比べても本教材は少し毛色が違います。
歯科衛生士のスキルアップという目的は変わりませんが、日本歯周病学会の指導医を務める斎田先生と「片山塾」を主宰するベテラン歯科衛生士の片山先生の2名を講師にお迎えした特別講義です。
斎田先生からは「歯科衛生士が知るべき歯周治療の大原則」をテーマに、歯周治療を成功へ導く秘訣をわかりやすく教えていただきました。片山先生からは「歯科衛生士が予測してできる歯周治療」をテーマに、さまざまな症例をみながら歯周治療の実践的なテクニックを学べます。
合計収録時間は「約300分」。教材2本分の特大ボリュームです。ぜひ、じっくりご視聴いただき、歯科衛生士のスキルアップを目指してください。
歯周治療をはじめるとき、まず、主訴となる歯が「どんな状態なのか?」を正しく把握するところからスタートします。
ですが当然、その歯だけを診れば良いわけではありませんよね。口腔内の状況、治りやすさなど、口腔内をトータルに診る必要があります。
また、歯周治療を成功へ導くには患者さんの協力が必須ですので、患者さんの性格や生活背景も理解しなくてはなりません。これらの視点は、どれかひとつ欠けただけでも歯周治療はうまくいかないでしょう。
そこで今回は、歯周治療に必要な「3つの視点(歯、口腔、患者)」を独立したテーマで扱い、それぞれを掘り下げて解説しています。
本教材が他の歯科衛生士向けの教材と違うのが、「デンタルX線」を徹底的に掘り下げて学べる点です。
もちろん、撮影はドクターの仕事なので解説していませんが、位置付けのポイントやデンタルX線写真の読み方は、とくに多くの時間を割いて解説しています。
正しい位置付けで規格性の高いデンタルX線写真を撮影できれば、一枚の画像から歯周病の治療難易度(治りやすいかどうか)を正確に判断できるだけでなく、動揺度の予測や骨欠損の原因なども読み取れるようになります。
歯科衛生士に必要なデンタルX線の技術をここまで深く、わかりやすく学べる映像教材は他にないでしょう。
デンタルX線の読影は、はじめて学ぶ歯科衛生士には少し難しい技術かもしれません。そのため、楽しみながらデンタルX線の読影スキルを身につけられるよう、斎田先生が構成を工夫してくださいました。その工夫とは、歯科衛生士も一緒に考えながら学べるよう、各症例を「クイズ形式」にしていることです。
本教材は、ただ斎田先生が一方的に解説するだけの内容ではありません。まずは一枚のデンタルX線写真をお見せしますので、「どこに着目すればいいのか?」「この画像からどんな情報が読み取れるのか?」など、一緒に考えてみてください。まだ経験の浅い歯科衛生士でも、クイズを楽しみながら実践的な読影力を身につけられるはずです。
歯周治療はセルフケアも重要になるため、治療を成功へ導く上で患者さんの協力も欠かせません。歯科衛生士には、すばらしいSRP技術だけでなく、患者モチベーションを上げるコミュニケーションも求められます。
でも、一言で「患者さん」といっても、性格も生活背景もバラバラですよね。ある患者さんには効果的な方法も、別の患者さんには響かないケースもあるでしょう。
そこで今回は、患者さんの個人差を理解しながら、患者モチベーションを上げる方法も教えていただきました。歯科衛生士の片山先生に実演していただいた「患者さんを口腔の健康に目覚めさせるTBI」は、経験の浅い歯科衛生士でもすぐにマネできるはずです。
他にも、斎田先生、片山先生から歯周治療を成功へ導く秘訣をたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…
歯科衛生士がデンタルX線を活用できるようになれば、治療計画のクオリティも今まで以上にアップします。
ですから、デンタルX線の活用法を学んだあとは、治療計画の基本も詳しく学んでいただきたいと考えました。そこで今回は、教材ご購入者限定の特典として、歯科衛生士の片山先生から「治療計画の基本(目標設定)」を学べる特典映像をプレゼントします。約20分の特典映像では、
など、歯周治療ですばらしい結果をだすための目標設定のポイントをわかりやすく学べます。ぜひ、歯科衛生士のスキルアップにお役立てください。
1. レジュメデータ
収録された斎田先生、片山先生の講義がまとめられた「レジュメデータ」をお渡しいたします。映像をじっくり視聴するお時間がなければ、まず、このレジュメから先に目をとおしてください。そして、気になる個所の映像から視聴していただければ、効率のよい学習が可能です。もちろん、復習用のテキストとしてもご活用いただけます。
2. 歯科衛生士チェックシート
SRPの実施計画や目標を考える具体策には、歯周組織の診査、X線写真、歯周検査をもとに、歯肉のタイプ、炎症の程度、咬合性外傷の有無などを、このシートで把握した上で、SRPの方法やタイミングを考えます。片山先生の記入例をもとに、治療目標を立て、SRPをどこから始めるかなどを考えるのにご使用ください。
「いやー、すごいのきたな」というのが第一印象。これは、正直初心者向けではありません。ガチで歯周病を治したい、中等度以上の歯周炎をちゃんと治せる歯科衛生士になりたい、重度の歯周炎や難しいケースにも対応できる医院になりたい、育てたいと思う人たちが絶対見ておくべき動画です。入り口はデンタルX線写真。きちんと撮れている画像だと「こんなことまでわかるんだ!」と驚くでしょう。そして、デンタルX線写真がどれだけ歯周病治療において重要なのか理解することができます。しかも、どうやったらハイレベルなX線写真撮影ができるのか1時間近い実習と解説もあります。これを超える説明は見たことがありません。さすが、遠くから歯周病患者が救済を求め来院する歯科医院。また、見たこともないような症例や長期症例があるので、それを体験するように学ぶことができます。歯科衛生士である片山さんの実際の患者に対する指導も秀逸。口腔写真を使っての説明、言葉の選び方、対応の仕方はチェアーの後ろで見学しているかのようです。特にハイレベルな医院に見てほしい。これで学ぶことはほとんどないと思うならトップレベルの医院認定です。
歯周病治療に真剣に向き合う歯科医師・歯科衛生士にとって、まさに“チームの教科書”ともいえる内容です。斎田寛之先生による歯周治療のコンセプト解説に加え、デンタルエックス線写真のクイズを通じて、診断力を高める工夫が随所に盛り込まれています。特に、エンドペリオ病変やセメント質剥離などの鑑別診断の難しいケースにも言及されており、実践的な知識が身につく構成です。さらに、片山奈美さんが、初めて歯周基本治療に取り組む歯科衛生士向けに貴重なアドバイスを提供。TBI(歯磨き指導)のポイントや、こだわりのシャープニング技術についても詳しく解説されており、歯科衛生士としての成長に欠かせない内容となっています。また、特典動画では、咬合紙を用いたチェックや、歯科医師との連携の重要性にも触れられており、チームでの治療精度を高めるヒントが満載です。症例ごとの口腔内写真やデンタルの規格性もしっかりと確保されており、視覚的にも分かりやすく学べます。この映像教材は、歯科医師・歯科衛生士で一緒に視聴し、医院全体で歯周治療のコンセプトを共有することで、より効果的な歯周病治療を実践できる動画です。チームのレベルアップを目指すなら、ぜひ、この教材を活用してみてはいかがでしょうか。
私が片山奈美先生と出会ったのは、昨年の5月に受講した片山塾がきっかけでした。新たな学び、気づきを得ることができた有意義な時間でした。その中でも特に印象的だったのがデンタルX線写真の見方です。見る視点が変わると今まで見えていなかったものが見えるため得られる情報量が増えます。さらにプロービングと合わせて歯周ポケットの深さや形態などを把握することで治しやすい、治しにくいのイメージができ、的確かつ効果的なSRPにつながります。こちらの映像教材では、デンタルX線写真についての詳しい内容が収録されているため、より深く学ぶことができました。しかし、私たちがどんなに知識・技術を駆使しても歯周治療を完全に成功に導くことはできません。なぜなら歯周治療で、もっとも重要なのは、患者自身が行う「プラークコントロール」だからです。そのためには患者さんの性格や生活背景を知り、問題点を見つけて一緒に改善していくことが大切です。この教材には、片山先生が実際に患者さんに行っているインタビューやTBIの様子が収録されているので、非常に参考になります。他にもSRPを成功に導くための知識・技術が詳しく説明されています。ぜひ医院でご覧になり、共通認識をもって歯周治療に取り組み、ひとりでも多くの歯周病患者さんを救い、健康に寄与できることを願います。
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送料も、返金振込料も、弊社が負担させていただきます。返金保証が付いている、歯科医師向け教材なんて、ほとんどありません。これは、今回リリースする教材への自信そのものです。
今回、斎田先生と片山先生に教えていただいた内容は、歯周治療のクオリティアップにおいて欠かせない技術です。
たとえば、本教材のテーマのひとつである「デンタルX線の読影」をマスターすれば、先生の負担を減らしながら、歯科衛生士が歯周病の進行を食い止める、本当に効果的な治療ができるようになります。もちろん、医院全体の診療効率もいま以上にアップするはずです。
もし先生が、もっとクオリティの高い予防歯科を提供したいと思われるなら、本教材がそのキッカケとなることをお約束します。
今回の教材も、60日間返金保証がついています。
つまり、先生は、ご自身の選択が正しかったか、60日間かけて、じっくりと判断できます。今回の教材を手に入れる上で、先生に一切のリスクはありません。
ただし、初回在庫には限りがあるのでご注意ください。この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、4月25日までとなります。4月26日以降は、定価の46,980円(税込51,678円)に戻ります。
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