先生もご存じのとおり、近年ますます医科歯科連携の重要性が高まっています。「口腔の健康は、全身の健康に影響する」という事実は、今では医科のドクターはもちろん、テレビや雑誌などのメディアを通じて一般にも知られつつあります。
国の政策も多職種連携を強力に推進しているため、今後も医科歯科連携に興味をお持ちのドクターは、歯科、医科ともに増え続けることが予想されます。事実、より良い医療の提供のため、また、他院との差別化や患者不足解消のため、本格的に医科歯科連携に取り組むクリニックは増え続けています。
院長により目的はさまざまですが、「今、取り組むべき重要な分野」として認識が一致しているのは、ほぼ間違いないでしょう。では先生は今、医科との十分な連携が取れていますか?
医科では、「この疾患の治療には、歯科医師の協力が必要だ」「治療に自信のある歯科医師がいれば、患者を紹介したい」と考えるドクターが、以前よりも増えています。しかし、ほとんどの歯科医院では、「連携は重要だ」と考えているにもかかわらず、
「どうやって、コミュニケーションを取ればいいのかわからない」
「専門用語や治療方針に違いがあるのではないか?」
「どんな疾患にニーズがあるのかわからない」
などの理由から、積極的な連携が取れないままでいると聞きます。もし先生に心当たりがあるのなら、今回のご案内はとても重要です。
なぜなら、膨大な患者数が存在し、医科が積極的に治療に関わっているにもかかわらず、対応できる歯科医院がとても少ない「ある疾患」の治療法をお伝えするからです。
結論からお伝えすると、それは「睡眠時無呼吸」です。現在、国内には、歯科の協力が必要な「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」の患者が約900万人いると推定されています。
OSAは今、医科のドクターが積極的に治療に関わっている疾患のひとつですが、その理由は、患者数の多さだけではありません。実は、OSAは、深刻な全身合併症を引き起こすリスクが高いことが知られているのです。
たとえば、OSA患者は糖尿病リスクが約1.5倍、高血圧症リスクが約2倍。他にも、心筋梗塞リスクは約3倍、脳血管障害リスクは約4倍も高いことが明らかにされています。
さらに、OSAによる日中の眠気が原因で発生する交通事故の確率は、驚くことに飲酒運転と同等であると言われています。
これらのOSAのリスクは、たびたびテレビや雑誌などのメディアでも取り上げられます。そのため、家族から睡眠時無呼吸を指摘され、治療を希望する患者さんは年々増え続けているのですが…
たしかに、医科で提供されるCPAPは、OSAの効果的な治療法のひとつです。しかし、決して万能な治療法というわけではありません。たとえば、装置が大きく装着に時間がかかることは大きなデメリットのひとつ。
旅行好きな患者さんや出張が多い患者さん、手間を嫌う患者さんには、歯科で提供されるマウスピース治療の方が喜ばれます。
また、CPAPのマスクのフィット感や動作音などにストレスを感じる患者さんも、マウスピースを選択することが多いようです。
つまり、優れた携帯性や継続しやすい使用感、比較的安価なことを理由にマウスピースを選択する患者さんもたくさんいるのです。
一般歯科医院がOSA治療を導入するメリットはたくさんありますが、特に以下の4つは見逃せないメリットです。
1. 手つかずの患者層にアプローチできる
睡眠時無呼吸の治療用マウスピースが保険適用になったのは、今から20年も前のことです。しかし、OSA治療に対応できるクリニックは、今もそれほど多くはありません。
先生のクリニックでOSA治療を提供できれば、患者不足と言われる時代でも、約900万人の新しい患者層にアプローチすることができます。
2. 継続来院する患者を獲得できる
治療用のマウスピースは、作って終わりではありません。装着により咬合を変化させる可能性もあるため、「適切に機能しているか?」のチェックも非常に重要です。この初期のチェックをクリアできれば、患者さんは数年、数十年と安心してマウスピースとお付き合いできます。
丁寧なフォローアップで患者さんと良好な関係を築ければ、定期メインテナンスの提案も受け入れてもらいやすくなるでしょう。
3. 新たな治療も提案できる
睡眠時無呼吸の患者さんは歯周病の他、歯並びや咬合の問題も抱えやすい傾向があります。フォローアップの過程でこれらの疾患を診断、治療できれば、患者満足度の高い治療ができます。
4. 治療の価値で差別化できる
OSA治療に力を入れる医科は年々増加していますが、歯科はまだまだ対応できる数が限られています。そのため、わずかな歯科に紹介が集中している地域も少なくありません。
今から実績を積み重ねれば、近隣の医科から「睡眠時無呼吸治療なら◯◯歯科へ」と真っ先に紹介されるようになるでしょう。
もし、こう思われたとしても、ご安心ください。
OSA治療用のマウスピース製作自体は、とても簡単です。しかし、治療の成否を分けるマウスピース適応症の判断、副作用に対する理解、医科歯科連携のポイント、フォローアップなどは少しだけ勉強が必要になります。
そこで今回は、初めて睡眠時無呼吸治療を導入する先生に必要な知識を学べる映像教材をご用意しました。
講師は、多数の睡眠時無呼吸治療に関する講演やセミナーに登壇している、埼玉県にある「パークサイドデンタルオフィス」の院長を務める吉田先生です。
- 【プロフィール】
- 日本歯科大学卒業後、東京医科歯科大学顎顔面外科勤務。2002年、埼玉県に「パークサイドデンタルオフィス」を開業。補綴治療や矯正治療はもちろん、口腔外科や睡眠時無呼吸治療、顎関節症治療などにも対応する総合歯科として地域に親しまれている。2021年より、日本臨床歯科学会東京支部(東京SJCD)理事を務める。
- 【所属】
-
理由①
OSA治療に必要な知識をまとめて学べる
ひと言で「OSA治療」といっても、そこにはさまざまなプロセスがあります。たとえば、医科で睡眠時無呼吸を診断された患者さんが送られてきた場合。歯科では、まず問診、視診、X線検査などの歯科的検査をおこないます。それから、オーラルアプライアンス(OA)治療の適応を診断し、適応であればOAの製作、効果測定、調整へと進みます。
その後も、定期的なフォローアップが重要となりますので、患者さんとのお付き合いは数年、数十年にわたります。
今お話したのは具体的な診療のプロセスですが、他にも、医科から送られてくるレポートの読み方や、依頼状の書き方、患者さんへの説明など、学んでおくべきポイントは多岐にわたります。
本教材は、OSAの病態やメカニズムといった基本から、診断、治療、フォローアップにいたるまで、OSA治療に必要な知識のすべてを吉田先生のわかりやすい解説で学べます。
“OSA治療をはじめる上で必要になる知識を解説しています”
理由②
保険適用マウスピースの製作手順もわかりやすく解説
医科から紹介されてくる患者さんの多くは、「医療は保険が当たり前」と考えています。
そこで今回は、健康保険適用の固定式オーラルアプライアンスの製作手順も吉田先生に解説していただきました。
動画セミナーでは、印象採得、模型作成、サベイング、サーモフォーミングなどのポイントはもちろん、OA製作にオススメの材料もお伝えいたします。
この方法なら、初めてOSA治療を導入する先生でも、高品質な保険適用のマウスピースを簡単に作れるようになります。
“患者さんが喜ぶ、高品質なOAを簡単に製作できます”
“患者さんが喜ぶ、高品質なOAを簡単に製作できます”
理由③
医科歯科連携のポイントも解説
OSAは、歯科単独で検査、診断を進めるのが難しいため、医科との連携がとても重要になります。しかし、医科との連携の経験が少ないドクターの場合、「具体的にどう連携すればいいのか?」と悩むこともあるかもしれません。
結論からお伝えすると、「医科→歯科」へ紹介が送られてくるケースと「歯科→医科」へ送るケースで連携のポイントが異なります。
たとえば、医科でOSAを診断された患者さんが送られてきた場合。このケースでは、主治医が作成したレポートから必要な情報を読み解き、歯科的検査の結果と合わせ、オーラルアプライアンスの適用を検討します。
逆に、定期メインテナンスの患者さんにOSAの疑いがあり、医科へ睡眠検査を依頼する場合は、スクリーニングの結果と依頼状を準備しなくてはなりません。
これらは医科との連携のほんの一例ですが、今回は、「医科→歯科」と「歯科→医科」の両方のパターンを詳しく掘り下げて解説します。
医科から送られてくるレポートの読み方や、依頼状の書き方、初めて医科とやり取りする場合の注意点など、押さえておくべきポイントをわかりやすく学べます。
“OSAはもちろん、それ以外の医科との連携にも役立つ知識です”
“OSAはもちろん、それ以外の医科との連携にも役立つ知識です”
理由④
OA治療が奏功しない場合の「次の一手」がわかる
歯科医師が製作するマウスピースは、口呼吸を抑え、鼻呼吸を優先させるための治療器具です。そのため、もともと鼻の通りが悪い患者さんの場合は、マウスピース治療の効果がでないことがあります。
残念なことですが、このような場合は別の治療方法も視野に入れながら、耳鼻咽喉科などと連携していく必要があります。
今回は、OA治療が奏功しない場合の次の一手の考え方や、他科に検査を依頼するときの依頼状の書き方なども解説します。
“治療が奏功しない場合の対処法も知っておくことが重要です”
理由⑤
吉田先生による患者説明の実演
OSA治療をはじめると、一般的な歯科治療とは異なる患者説明やカウンセリングが必要になります。たとえば、医科から送られてきた患者さんへのマウスピースの提案は、そのひとつです。病気に詳しくない患者さんに対し、「なぜ、マウスピースが有効なのか?」「どんなリスクがあるのか?」など、わかりやすく伝えなくてはなりません。
最初のうちは上手く伝えるのが難しいと感じるかもしれませんが、心配はいりません。なぜなら、吉田先生が患者説明の実演をしてくれたから。今回は、
- いびきを改善したい患者さんへの初診カウンセリング
- メインテナンス患者さんへのOSA治療の提案
- OSAを診断された患者さんへのマウスピースの提案
これら3種類の患者説明の実演を収録しました。
まずは、吉田先生が話す順番を参考にしてみてください。患者さんに寄り添いながら、治療の必要性をわかりやすく伝えられます。
“3つのシチュエーションの患者説明を収録しました”
他にも、吉田先生からOSA治療を成功させる秘訣をたくさん学べる今回のプログラム。その一部をご紹介すると…
1. 睡眠時無呼吸概論(基礎知識と実態)
- Airway Dentistryとは、何か?
近年、Airway Dentistry(エアウェイ歯科)という言葉を聞く機会が増えましたが、実は、新しい分野ではありません。具体的にどんな分野なのか? まずは、Airway Dentistryの基本から詳しく解説します。
- なぜ、クリーニングをしてもすぐ汚れるのか?
定期的にクリーニングをおこなっても、すぐに歯が汚れてしまう患者さんがいます。これは、DHの処置が悪いわけでも、患者さん自身が悪いわけでもありません。実は、ここにも呼吸との深い関係があります。
- 知っておきたい、睡眠障害の基礎知識
睡眠障害とは、60種類以上もある睡眠に関連した疾患群の総称のことです。さらに、病態の特徴や症状の共通性から、大きく7疾患群に分類されます。ここでは、歯科医師が押さえておくべき睡眠障害の基本を解説します。
- 睡眠時無呼吸とは、どんな現象なのか?
睡眠時無呼吸治療をおこなうには、当然、「なぜ、生じるのか?」というメカニズムを正しく理解しておくことが重要です。初めて学ぶ先生も理解しやすいよう、模式図を用いながらご説明します。
- 成人のOSAの定義とは?
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の検査方法を詳しく学ぶ前に、最低限理解しておくべき用語の解説をします。「無呼吸」「低呼吸」などの言葉にも、ちゃんとした定義があります。
- OSAの合併症リスクとは?
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、年齢や性別を問わず、合併症としてさまざまな病気を引き起こすことが知られています。たとえば、高血圧症や狭心症、糖尿病などは、その代表的なもの。患者さんに教えてあげたい知識です。
2. 一般歯科でおこなう診査、診断
- OSA診断から治療の流れとは?
セクション2では、一般歯科でおこなうOSAの診査、診断のポイントを学んでいきます。まずは、大まかなイメージを掴んでいただくため、OSA診断から治療の一連の流れと、各ステップのポイントを解説します。
- 一般歯科でできるOSAのチェック方法
初めて睡眠時無呼吸治療に取り組む場合、治療法を学んですぐに医科からの紹介が送られてくるわけではありません。多くの患者さんを救うためにも、先生ご自身の手でOSAの疑いのある人を発見する術が重要です。
- OSAに用いられる問診票とは?
日本臨床歯科学会(SJCD)で作成されたOSAの問診票をご紹介します。一般的なOSAに関するアンケートと、口腔内の指針をベースに構成された問診票です。重要な項目をいくつか解説します。
- 舌、咽頭部をチェックするときのポイント
舌、咽頭部の観察をおこなうときに有効なのが、Mallampati(マランパチ)分類です。これは、麻酔時の挿管のしやすさを調べるために用いられる分類ですが、OSAとの関連が高いことで知られています。
- OSAの診断に必要な検査とは?
OSAの検査には、簡易的な検査と精密な検査の2種類があります。簡易検査は装置さえあれば一般歯科でもすぐにできますが、精密検査は入院をともなう検査になります。各検査のポイントを詳しく解説します。
- 医科から送られてくるレポートの読み方
医科で、終夜睡眠ポリソムノグラフィーなどの検査を実施したあと、歯科にはレポートが送られてきます。最初は「どこを見ればいいのか?」と迷うかもしれませんが、読み方を知っていると簡単に理解できるようになります。
- 睡眠時の体位とOSAの関係とは?
仰向けで寝る場合、舌や咽頭部が地球の重力で引っ張られるため、気道は狭くなりやすいと言われています。そのため、右(あるいは左)側臥位で寝ることで、リスクを減らすことができます。
- 波形から、何を読み取るのか?
医科から送られてくるレポートの中に、気流やSpO2を記録した波形データがあります。見慣れない波形に読みにくさを感じるかもしれませんが、ポイントさえわかれば悩むことはありません。
- オーラルアプライアンスの作用機序とは?
OSAの治療で優れた結果をだすには、オーラルアプライアンス(OA)の作用機序を理解しておくことが重要です。オーラルアプライアンスがどのように効果を発揮しているのか、わかりやすく解説します。
- OA治療における歯科的検査
患者さんにオーラルアプライアンスを提供する上で、必要になる検査をご説明します。どんな治療でも必要になる歯周組織検査、パノラマX線写真をはじめ、他にも重要な検査があります。
- CT検査は必要なのか?
OSAの検査に関する質問で吉田先生がよく受けるのが、「CTは必要ですか?」ということ。保険診療の制限もありますが、他にも検討すべきポイントがあります。吉田先生の考え方はとても参考になるはずです。
- OSA患者に多くみられる10の特徴とは?
コントロール群と比較すると、OSA患者にはさまざまな特徴がみられます。たとえば、頭蓋底(N-S)が短いことは特徴のひとつです。ここでは、OSA患者に多くみられる10の特徴を解説します。
- いびきを改善したい人へのカウンセリング
吉田先生によるカウンセリング実演をご覧いただきます。まずは、いびきを改善したい患者さんへの初診カウンセリングです。通常の歯科治療のカウンセリングとの違いに着目してください。
- メインテナンス患者さんへの提案の実演
歯科治療を終えたあと、定期メインテナンス通院されている患者さんにOSAの疑いがある場合のカウンセリングの実演です。吉田先生は、どのようにOSA治療の提案をしているのでしょうか?
3. 閉塞性睡眠時無呼吸の治療
- OSAの発生に関与する因子とは?
閉塞性睡眠時無呼吸の発生には、大きく4つの因子が関与しています。たとえば、解剖学的上気道の狭小化は、主に歯科医師が担当する因子です。他にも、3つの因子が合わさることでOSAが生じます。
- OSAの個別化治療の可能性とは?
虚脱、閉塞した上気道に対する治療の第一選択肢は、CPAP療法が選択されます。しかし、すべての患者さんに最適な選択とは言えません。ここでは、患者さん一人ひとりに合わせた治療の考え方を解説します。
- CPAPとOAの比較
保存的治療の代表であるCPAPと、オーラルアプライアンス(OA)は、どちらが優れているのでしょうか? 比較されることの多いCPAPとOAの実力をエビデンスの力で紐解いていきます。
- OA製作時の装置選定のポイント
オーラルアプライアンスを製作するとき、多くのドクターを悩ませるのが、「どんな装置を選択すれば良いのか?」です。吉田先生が実際に製作したOAをご覧いただきながら、選定のポイントを解説します。
- OAは、調節式か固定式か?
調節性を持つオーラルアプライアンスと、固定式のオーラルアプライアンスでは、どちらが優れているのでしょうか? 2011年のレポートをみながら、それぞれの優位性を探っていきます。
- Silencer SLを使用した男性の症例
ここからは、実際の症例をみながらオーラルアプライアンスの治療の流れを学んでいきます。まずは、男性の症例です。高血圧と動脈硬化症で通院している内科でOSAの診断を受け、来院されました。
- OAの効果が出づらい患者の特徴とは?
オーラルアプライアンスの効果が出づらい患者さんの特徴は、大きく6つあります。治療前には、必ずチェックすべき大事なポイントです。
- OAp2の製作手順
OA治療をしていると、健康保険適用の固定式オーラルアプライアンスを用いるケースもでてくると思います。初めて取り組む先生は、こちらの方が試しやすいと思いますので、製作手順を詳しく解説します。
- OA治療の短期的な副作用と合併症
OA治療にも、副作用や合併症のリスクがあります。たとえば、短期間で一過性にあらわれる症状のひとつに、唾液の分泌過多が挙げられます。短期的には、他にも4つの副作用や合併症が予想されます。
- OA治療の長期的な副作用とは?
短期的な副作用、合併症とは異なり、長期的に使用することで予想される副作用もあります。たとえば、咬合の変化などがここに含まれます。ここでは、予想される長期的な副作用を5つ解説します。
- OAの経過観察(初期)のポイント
オーラルアプライアンス装着日は効果判定ができません。そのため、2~3週間の使用後に眠気の改善、いびきや無呼吸の有無、熟睡感など、いくつかの項目をチェックする必要があります。
4. 医科歯科連携のポイント
- どうやって、最初の患者を見つけるのか?
睡眠時無呼吸治療をはじめたからと言って、すぐに医科から紹介が送られてくるわけではありません。そのため、一番最初は歯科治療やメインテナンスで来院する患者さんから、潜在的なリスクを持った患者さんを探すようにしてください。
- どの医科に紹介すればいいのか?
睡眠呼吸障害とその合併症を取り扱う科には、いくつかの種類があります。たとえば、呼吸器内科や耳鼻咽喉科は、その代表的なものと言えます。各診療科の得意分野を知っていると、紹介先はさらに広がります。
- 近くに紹介できる病院がない場合の対処法
先生が開業するエリアによっては、紹介したくても紹介できる病院がないこともでてくるかもしれません。そんなケースでも、心配はいりません。近くに紹介できる病院がない場合の対処法もあります。
- どうやって、依頼状を書けばいいのか?
はじめて医科に紹介するときは、依頼状の書き方に悩んでしまうかもしれません。そんなときは、この依頼状のサンプルを参考にしてください。スムーズに紹介できるようになるはずです。
- 紹介元医科への報告書の書き方
紹介された患者さんの口腔内状況によっては、オーラルアプライアンスを作りたくても作れないケースもでてくるかもしれません。そのようなケースに使える、紹介元への報告書の書き方を解説します。
1. 院内啓発ポスター
OSAの患者はたくさんいますが、歯科医院で治療を受けられることを知っている人は多くありません。そのため、OSA治療を導入するときは、院内に啓発用のポスターを貼るのが効果的です。院内啓発ポスターはPDFデータでお渡しいたしますので、そのまま印刷してご利用いただけます。
※DVD・VOD共にメールアドレスが必須となります。
2. 睡眠時無呼吸の問診票
睡眠時無呼吸の問診票もプレゼントします。一般的なOSAに関するアンケートと、口腔内の指針をベースに構成されています。問診票の重要な項目は、動画セミナー内でも詳しく解説しています。
※DVD・VOD共にメールアドレスが必須となります。
3. 睡眠時無呼吸チェックシート
こちらは、患者さんの睡眠時無呼吸のレベルを把握するときに便利なチェックシートです。どのような時に眠気が生じるかを詳細に把握できます。上記の問診票と合わせて活用すれば、より正確な情報を得ることができます
※DVD・VOD共にメールアドレスが必須となります。
4. 医科への依頼書
初めて医科へ依頼する場合、「どうやって、依頼書を書けばいいのか?」と迷ってしまうかもしれません。大事なポイントは講義で解説していますが、そのときに使用している依頼書のフォーマットをプレゼントします。この依頼書の内容をベースに、医院の情報に書き換えてご利用ください。
※DVD・VOD共にメールアドレスが必須となります。
5. 医科への報告書
こちらは、歯科医院で検査をおこなったあと、その内容を紹介元の医科へ報告するときに使用する報告書のフォーマットです。依頼書と同じように、重要なポイントは講義で詳しく解説しています。PDFデータでお渡しいたしますので、必要な情報を書き換えた上でご利用ください。
※DVD・VOD共にメールアドレスが必須となります。
【ご注意ください】
本教材は、集中して講義をご視聴いただきたいとの考えから、講義で使用したレジュメのデータは付属しません。ぜひ、吉田先生が強調する重要なポイントは、メモを取りながらご視聴ください。
「吉田先生の理路整然としたレクチャーと素晴らしい臨床例も併せてAirway Dentistryを堪能し、理解していただきたい」
近年睡眠障害は様々な社会問題を引き起こしている。その高い頻度の割には原因が呼吸と睡眠にあるとは認知されていない。歯科治療の中においても関心度が低いと言わざるを得ない。これらを考慮して吉田茂治先生はAirwayDentistry をより深く、また補綴的観点からの提案も含め、総合的にアプローチしている。今回は特にAirway の診断からいかに補綴的ソリューションを考えるかを中心に解説していて、その主たるソリューションは舌房のスペースが一つと咬合高径をコントロールして下顎位を前方に無理しない範囲で位置させる等々である。また、従来の咬合再構成の手順を踏んでそのステップも併せて説明していて包括的なAirway Dentistry の取り組み方を先生方の新たなる興味を引き起こしながら解説している。吉田先生の理路整然としたレクチャーと素晴らしい臨床例も併せてAirway Dentistry を堪能し、理解していただきたい。
SJCD最高顧問
原宿デンタルオフィス
院長 山﨑 長郎 先生
【略歴】
【出版物等】
「睡眠時無呼吸症候群の歯科治療については、この講義で必要十分です」
パークサイドデンタルオフィス吉田茂治先生の講義を拝聴しました。ここまで、包括的かつ網羅的な講義内容はこれまで聴いた経験がありません。歯科の先生方だけでなく、歯科と医科の連携を有効に行うために医科の医者も知っておくべき知識が多く含まれているように思いました。これだけで、歯科医が知るべき睡眠時無呼吸症候群の診断治療および医科との連携に関する知識は十分だと思います。私は睡眠障害専門のクリニックを運営していますが、クリニックにも睡眠時無呼吸が疑われる患者様が多くいらっしゃいます。ポリグラフ検査を行った結果、重症度からCPAP(持続陽圧呼吸療法)を行うには至らない患者様に対しては、OA(口腔内治療装置)をお勧めしますが、これについて十分な知識をもった歯科医が少ないのも事実かと思います。患者様は齲歯や矯正の治療をしている信頼できる歯科の先生に相談してみるとおっしゃいますが、睡眠時無呼吸症候群の歯科治療はやっていないと言われることもあります。そういった際は私は吉田先生にお願いができて幸運だと思いました。しかし一方でこういった治療ついての十分な知識をもった歯科医が増え、また医科の睡眠時無呼吸の専門医も歯科医がどういった治療ができるのかを詳細に知るという双方向からの知識の拡充が進むことで、結果として潜在的な睡眠時無呼吸症候群をもった患者様をより良い包括的な治療に導くことが可能になるとも考えます。自信をもって、吉田茂治先生のこの講義を推薦いたします。
スリープ・メンタルヘルス
総合ケア すなおクリニック
院長 内田 直 先生
【出版物等】
- スムーズに睡眠時無呼吸治療を導入できる
新しく睡眠時無呼吸治療を提供するには、診療技術を習得する他にも、依頼状の書き方などいくつかのステップがあります。吉田先生に学べば、はじめて睡眠時無呼吸治療を学ぶドクターでも、迷うことなくスムーズに導入できます。
- 長く継続通院してくれる患者を獲得できる
OA治療はフォローアップを含め、一人の患者さんと長くお付き合いする治療です。吉田先生の患者さんには、20年以上も継続来院している患者さんもいます。今回は、OA製作後も良い関係を継続できるフォローアップの秘訣も詳しく学べます。
- 高品質な保険適用のマウスピースを製作できる
OA治療をしていると、健康保険適用の固定式オーラルアプライアンスを希望する患者さんもたくさん来院します。そんな場合も、心配はいりません。今回は、保険適用のマウスピースの具体的な製作手順もわかりやすくご説明します。
- 医科からの紹介に自信を持って対応できる
OSA治療をはじめるには、医科との連携が欠かせません。本教材なら、医科のドクターと対等に会話のできるOSAの知識はもちろん、医科から送られてくるレポートの読み方もわかりやすく学べますので、自信を持って対応できます。
- いま以上に患者の健康を守る治療ができる
内臓や呼吸器などの身体の異常は、しばしば口腔内にあらわれます。実際にできる治療は限られているとしても、いち早く気づいてあげることはできると思います。患者さんの全身の健康に寄与できれば、今以上にやり甲斐のある治療ができるはずです。
歯科医療に求められる役割が変わりつつある今、医科歯科連携に興味をお持ちのドクターが増えています。
また、う蝕患者の減少や歯科医院の供給過多による「患者不足」解決の一手として、医科歯科連携に取り組むクリニックも多いと聞きます。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の推定患者数は、約900万人以上。
糖尿病や高血圧症、心筋梗塞などの全身合併症のリスクがあることも、広く知られるようになりました。
つまり、患者さんの全身の健康を守るためも、クリニックの経営基盤を強化するためにも、医科歯科連携は無視できない分野なのです。
ぜひ先生も、吉田先生に睡眠時無呼吸治療を学び、これまで以上に医科歯科連携を強化し、多くのOSA患者を救ってあげてください。
この価格(リリースキャンペーン価格)での販売は、5月16日まで。5月17日以降は、定価の64,878円(税込)に戻ります。 初回在庫がなくなる前にお申し込みください。
今回の教材には、1つだけ注意点があります。それは、60日間返金保証が付属しないことです。
その理由は、吉田先生の講義内容は非常に価値ある内容であり、現在多くの患者が睡眠時無呼吸症で困っているから。
今回の映像教材にはそれだけの価値があると私たちは確信しております。こうした理由から、今回のDVD教材に限り60日間返金保証の対象外としました。
視聴方法を選べます
教材内訳
- DVD2枚組(214分)(計214分)
- 特典データ(5種/ダウンロード)
価格
販売価格 58,980円
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教材内訳
- 4セクション(計214分)
- 特典データ(5種/PDFダウンロード)
価格
販売価格58,980円
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特記事項
- いつでもどこでも視聴可能
- PC、タブレット、スマホ対応
- 視聴期間制限なし
- ネット接続必須
- 購入後、専用閲覧ページをご案内
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